イタリアンおせちが好きな人は一体どれぐらい?

 おせちと言えばお正月に食べる特別な料理、ということで響きは確かに良くて美味しそうに聞こえるかもしれません。しかし、実際に中身が好きな人、それも私のような20代ぐらいの人でおせちそのものがそこまで好きな人はどれぐらいいるのでしょうか。案外そこまでいない気がします。
 元々おせちとは長いお正月期間、お料理をしなくても良いように作る、保存が効く味の濃い冷たい料理の詰め合わせのことだと聞いています。しかし、今となってはお正月でも普通にスーパーやレストランも営業しているところが増えてきています。私の地元のスーパーも大晦日も元旦も普段通り営業しているので、お正月前になると激混みするという現象はありません。
 正直な話、一応私が小学生ぐらいのときまでは母は毎年「日本の大事な文化だから」という理由でおせちをフルに作っていました。それもちゃんとあの黒い箱に入れていました。数の子や蒲鉾、煮豆や大根のなますや栗きんとんなど色々ありましたが、子どもだった私はもっぱらかまぼこと栗きんとんしか食べられませんでした。後は少し正体不明な「変な料理」だと思い、手をつけようとしませんでした。
 今だったら。イタリアンおせちとかがあるので、もっとおせちを楽しめたかもしれません。イタリアンとかフレンチのおせちの方が、自分には合っているような気がします。
 そしてもっと正直な話、長年経ってもそのままでした。元々私はあまり数の子や煮豆などが好きではありませんでした。それを長年見てきた母は、もう疲れたのか、諦めたのか、ここ数年は「省略版おせち」のようなものを作るようになりました。もうあの黒い箱を使うことはなく、かまぼこと栗きんとん、そして一応数の子だけをお皿に少し作り、それを盛り合わせるだけになりました。後は普通にご飯を食べたり肉料理を食べたりしています。私はこの方が好きです。そして友達のSNSを見ていても家と似たようなことをしている家庭は結構多いみたいです。或いはおせちをお店から頼む、といった手をとる人もいるみたいです。どちらにしてもフルにおせちを作るのは大変ですからね。
 日本の伝統文化であるおせちですが、私が結婚して家庭を持ったときには、私も昔の母と同じように子どものためにおせちを作ってあげられるかどうか、自信がありません。きっと私のような母親が将来増えるのだろうなと思います。少し悲しい気もしますがこれも時代の流れとしか言えませんね。

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